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coresspondence: 鈴木宏平 03

2012年 01月 9日   /   correspondence, interview
タイヤ跡のとなりは狸か猫か

To: 鈴木宏平

From: 小川直人

 

大晦日にこれを書いています。カレンダーには20日ごろにこの手紙を書くようリマインダーを設定しているのですが、遅れに遅れて大晦日の早朝。

前回の手紙に書いた子育てママ講座を皮切りに(みなさんの旦那さまとはだいぶ違うと思われたみたいで、やや浮いた感じでした)、怒濤の師走を過ごして気がつけば大晦日です。その間に、DOMMUNE FUKUSHIMA!の配信が2回、大学の講義が2回、logueでのトークが1回、そのほか人に会ったりしていてなにやら忙しかった。極めつけは、妻の仕事の都合で急遽クリスマス時期に東京。3日ほど都内で子どもの面倒を見ていて、ひさしぶりに人の多さに圧倒されました。六本木や表参道を歩いていると、今でもこんな嘘みたいなクリスマスなのかとあきれかえってしまいます。安易に批判してはいけないと思うけれど、特に今年の自分にはそう感じざるを得ない光景でした。
まあ、慣れない街でずっと子どもを抱っこして全身が痛かったからかもしれませんが……。お店やギャラリーでは興奮して騒ぐし、移動すると自分で歩くのをいやがって、抱っこされたまましまいには眠る、の繰り返しでした(苦笑)。結婚する前に立ち会いをしてくれた元上司から「結婚とは、ままならないことを経験するということです」と言われたのですが、それが本当かどうかはともかく、子どもを育てるというのはまさに「ままならないこと」の連続ですね。しかし、ままならないことがそれほど苦痛でもない(まったく平気かといえば嘘ですが)。なぜなら、結婚や子育てに限らず、生きていることの大半は「ままならない」ことばかりだと思うので。

さて、そちらは雪の季節になっていることでしょう。自然が豊かというのは楽しいことばかりではなく困ることもありそうですがどうですか?

こちらのほうが寝たい

 


To: 小川直人

From: 鈴木宏平

 

あけましておめでとうございます。仙台は例年の通り寒いですか? こちらは人生初の雪国生活でまだまだ慣れたとは言えない状況が続いています。先日は玄関から前の通りまでの雪かきをしましたが、刺すような寒さだったはずが気付けば汗をかく作業。村の大人たちは、

「雪にはしゃぐのは子ども達だけじゃあ」

と顔をしかめますが、案外僕も一緒に楽しんでいます。まだまだ新参者なのでしょう。さらさらと振る雪は一粒毎にきれいな結晶を形作っています。その話を聞いた息子は、飽きもせずしばらく自然の不思議に没頭していました。

こどもの適応力は強い

こどもの適応力は強い

 

小川さんも師走はお忙しかったようですね。そして極めつけのクリスマスシーズンに東京滞在とは。やはり人々は日常を欲しているのでしょうか。
独身時代、渋谷・六本木等を訪れたときは、この街は毎日が七夕祭りかとひとりごちたものですが、親になってみてやはり極力近寄らずにいました。親の好みとはいえ、よく近所の多摩川の土手を散歩したものです(息子の自転車の練習もそこでした)。
良くも悪くも街はとても刺激的な空間です。光も音も空気も、そこにいるだけで変化に富んだ情報が飛び込んできます。
村で過ごす初めてのクリスマスから年越しはとても静かな日々でした。その時期になれば当たり前に流れてくる嘘みたいなクリスマスのBGMも年末特売広告も目にしません。もっとも、我が家にテレビが無い環境だからなのですが。

写真を拝見して、私も思わず苦笑してしまいました。上の子のときはそうして電車に乗っていたなあと、思い出し笑いです。
こどもが生まれて一番の変化といえば、24時間が全て自分のものではなくなったことでした。上の子が完全ミルク育ちだったこともあり、夜泣きのたびにミルクを飲ませたことから始まり、保育ママ (資格をもった保育士さんが自宅でこどもを預かってくれる仕組みです)への送り迎えだ熱をだしたと常にこどもありきで時間をやりくりする生活となりました。まさに「ままならいない」を知りました。でも、それが親になるってことでしょうか。それにしても、知恵がつき自我の育ちつつある小学生の意思は、本当にままならないものです……親としても成長と反省が必要な時期なんですね。

さて、この村の話。
雪が積もった日は、辺り一面が白く覆われます。その世界はとても静かで、自分が吐く息の音すら雪に吸い込まれていくような静けさ。車さえ通らなければ、もしかしたら他に動物も人もいなくなってしまったと錯覚する時間。そんな朝は嬉しくなります。均一に積もる雪も、よくよく眺めていると動物たちの足跡があって楽しいものです。裏山から続く蹄の足跡は鹿。我が家の玄関に伸びた小さな足跡は狸か猫か。ちゃっかりフンの落とし物は迷惑ですが。

雪は音も無く降り積もる

雪は音も無く降り積もる

村での生活は車が必須なのですが、雪こそがその一番の障害にもなってしまいます。
つい先日、村の友人宅へ遊びにいった道すがら、軽自動車が側溝に脱輪した現場に遭遇したので、通りかかった数人の男たちで車を運び出す経験をしました。僕自身車の運転は褒められたものではないので雪国での教訓です。
それに自宅が谷間にあって朝日は遅く、日没が早いせいもあってか、毎日とても寒い日々が続いています。暖房の灯油もかなりの消費量。田舎にきて、余計に車と暖房で石油依存度が上がってしまっている矛盾は、これから改善しなければですね。

それに、以前まで続けていた家族の散歩も腰が重くなり、なかなか近所のおじいちゃんおばあちゃん達に会うことも減ってしまいました。お隣のおばあちゃんにも、
「ひなちゃん、さくちゃんに会えなくて寂しいけど、ここらは皆冬眠中だから仕方ないわぁ」
と言われています。それでも、外でこどもの声がするのが本当に嬉しいとも言ってくれています。僕が孫の世代になる地域なので、こどもたちは近所の皆さんのひ孫のように可愛がってもらえるのでしょう。春になったら少し大きくなったこどもたちとまた歩き回らなければですね。しかし、これから2月にかけてが寒さと雪の本番よと村人たちに脅されていますが……。

看板広告やイルミネーション等、人為的な変化の乏しい村の生活ですが、その分、土や空や動物たちの見せる違った表情を身近に感じます。このまわりの変化に目が向かなくなったとき、僕はこの村に住む意味(土のある生活を求めた)を失ってしまいます。そうなる前に、まだまだ村の生活でやりたいことがあるので、年が明けた今年から、本腰入れて暮らして行きたいと思います。

まずは明日、地区の役員決めの寄り合いがあるので、初めてこの知社地区の先輩全員集合の場で挨拶して来たいと思います。
※日本で2番目に多いはずの「鈴木」は、この村では我が家のみなのです!

ゴミを出すのはちょっとした散歩

ゴミを出すのはちょっとした散歩