技術習得のためのワークショップ
Cultivation 03 “Processing+Arduino+電球”
今回のワークショップでは、オープンソースであるソフトウェア「Processing」とデバイス「Arduino」を使って、身近にある「電球」を演出する技を会得します。普段お使いの電球照明を好きな調光パターンでコントロールできるほか、パソコンとの組み合わせによるサウンドとの同期や調光パターンのシミュレーションができるようになります。
1日目(10:00-17:00予定)
- 組み立て(Arduino、電球コントロールキット)
- Arduinoの基本的なつかいかた
- Processingの基本的なつかいかた
- ProcessingとArduinoの通信
- Processingを使ってパソコンの表現と組み合わせ
- 光のパターン1 Macのスリープみたいに光る例など
2日目(10:00-17:00予定)
- Processingで複数の電球をシミュレーション
- 光のパターン2 複数の電球のコントロール例
- 複数の電球のコントロールを参加者の皆さんと実践
- Arduinoで市販のDMX照明機器をつかう例の紹介
※ArduinoをDMX送信機として使うには別売りの部品が必要です。ここでは、その回路の仕組み、ソフトの設定の仕方などを含め実演します。
※DMX(Digital Multiplex)とは、舞台などに使われる照明コントローラーと照明機材間のデータ通信を行う。世界共通のプロトコル。
定 員:8名
最小実施人数:6名
参加費:15,000円 +(材料費)5,000円 (workshop内で作成したデバイスはお持ち帰り頂けます。)
会 場
TRUNK -Creative Office Sharing-
〒984-8651 宮城県仙台市若林区卸町二丁目15-2
卸町会館5階
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講 師
久世祥三(くぜしょうぞう)
1974年福岡県生まれ。1999年多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。2001年より、サイト「久世に訊け!!」を運営し作品制作の技術的ノウハウを公開。その後、さまざまなアーティストやデザイナーと関わり、彼らの作品の技術を担当する。慶應義塾大学SFC、多摩美術大学、東北芸術工科大学での非常勤講師を経て、2009 年に「合同会社マスラックス」を設立。現在、アーティストとデザイナーのための エンジニアとして活動中。
http://www.mathrax.com
対 象(どなたでも参加可能ですが、ハンダ付け等の作業がありますので、簡単な電子工作の経験のある方を推奨します。)
- パソコンがなくても動くインタラクティブ作品を作りたい方
- インタラクティブな効果を作品(展示・広告など)に取り入れたい方
- デジタルアートに興味のある方
- デジタルサイネージなどの新しいメディアの活用方法を探している方
- 新しいクリエイション・人事交流を求めている方
必要なもの
- ハードウェア:パソコン(MacでもWindowsでも可)
- ソフトウェア:事前にダウンロードしていただきたいもの Processing|Arduino
- 道具類
半田ごて、半田、半田吸い取り線、ニッパ、半田ごて台など
*道具類は主催者側でも準備致しますが、お持ちの方はご持参ください。
主催:logue
協力:MATHRAX LLC.|TRUNK -Creative Office Sharing-
申し込み方法
氏名、住所、電話番号、e-mailアドレス、参加動機を明記の上、 info@project-logue.jpへお申込ください。
参加費の入金方法をご連絡します。参加費の入金をもって受付完了とさせていただきます。
申込・入金締切:8月13日(金)
だし、定員になり次第受付を終了します。締切後にキャンセルされた場合、参加費の返金は致しません。また、申込締切日を過ぎて最小実施人数に満たない場合には開講しません。その場合には申込者へ参加費を返金します。
昨今、白熱電球の生産が追いやられつつありますが、今回のワークショップでは、あえてその電球による光の演出を取り上げます。プロジェクタやLEDによる光の演 出はかなり目にするようになりましたが、こういった光の演出でも電球のように明 るい光を一緒に使えれば、表現の幅も増えてきます。プロジェクタやLEDを取り上 げるワークショップはいろいろ目にしますが、電球の場合は少しだけ大掛かりにな るぶん、短期のワークショップで取り上げられることも少ないように思います。なぜ電球を使うのか。それは1コでも照明効果が大きく、普及しているだけに幅広 く使うことができるからです。生活に溶け込んでいる電球照明に応用したり、インスタレーション作品の演出などにも使えます。
と言われても…具体的にはどんなことができるのかと思うでしょう。たとえば 身近なところでは、 部屋を真っ暗にして電球をホタルのように明滅させてみたり、いくつか並べた電球 をコントロールして影絵で遊んだり、お気に入りの曲に合わせて自分のクリップラ イトの光をビカビカ光らせてみたり…。
他にもみなさんが思いついたアイディアは、自分でカスタマイズできるデバイス 「Arduino」を使って実験することができます。
なお、蛍光灯は仕組みが異なるので電球のように扱うことができません。蛍光灯・電球型蛍光灯などを想定している方はご注意ください。また、AC100Vを扱うので危険が伴います。十分注意してください。