correspondence: 鈴木宏平(デザイナー) 00

2011年 10月 25日   /   correspondence, interview, news

仙台出身のデザイナー・鈴木宏平さんは、東京で仕事をすると同時に農家である実家の米を販売をデザインする「鈴木米」プロジェクトなどを通じ、クリエイターとして仙台で働くことについてさまざまな取り組みをしてきました。家族を連れて拠点を仙台に移そうとした矢先に東日本大震災がおこり、実家の田んぼは津波にのまれ、その後は放射能の不安が彼の計画に影を落とします。そして、悩みながらも岡山へ移り農業の修行とデザインの仕事をすることに決めました。地震が、放射能がなかったら、いまごろ仙台で一緒に話しをしていただろう鈴木さんに、クリエイター/親/新しい生き方を実践している人として、しばらく話を聞き続けてみたいと思い、この往復書簡をはじめます。(毎月1回更新・全12回予定。聞き手:小川直人/logue)

プロフィール
鈴木宏平(すずきこうへい)
デザイナー。宮城県仙台市生まれ。ここちよく生活することを共通のテーマに媒体を問わない表現をおこなうユニット「nottuo」や、農家である実家の米を販売するとともにその暮らしを伝える「鈴木米」プロジェクトなどをおこなう。活動拠点を東京から仙台に移す予定だったが、この震災と放射能被害のため、現在は家族で岡山に移り住み、農業の勉強とデザインの仕事をしている。

nottuo http://nottuo.com/
鈴木米 http://suzukimai.com/